他人が遺骨を預かることってできるの?

業務向上

訳あって、事務所に遺骨を預かったことがありました。

利用者が住んでいたマンションが取り壊される際に

遺骨を見つけてしまったんです。

利用者の兄の遺骨でした。

その利用者は認知症があり遺骨の手続きが取れません。

そして、今後は特別養護老人ホームに入居予定です。

誰も引き取り手がない遺骨を

ほんの1か月程度だったのですが事務所で預からさせていただきました。

その1カ月間、遺骨に手を合わせてから仕事をしていました。

遺骨を預かる際に色々とどこかに預けられないか考えて

試行錯誤しました。

その結果を報告いたします。

利用者の入居した特別養護老人ホーム部屋に置く

この利用者の入る特別養護老人ホームは多床室というタイプでしたので

1部屋で4人の利用者さんがいます。

なので遺骨を置いておくスペースはないとのことで

遺骨は持っていけませんでした。

そんなに場所をとるものでもないのにいいじゃん!!

って心の中で思ってみましたが

やっぱり遺骨を引き取ってくれる老人ホームなんて普通ないか(笑)

ということで次を当たってみることにしました。

納骨堂に収める

もちろんこれが一番良いです。

納骨堂は普通のお墓と違って継承者がいない場合によく使われることが多いらしく、誰も引き取り手のいない遺骨を預けるには一番いいと思ったからです。

また、合葬にすれば費用も抑えられるので合葬タイプを検討しました。

ですが、なんの権限もない包括支援センターの職員が勝手にそんなことをしてしまうことに抵抗感があり

これは後見人が決まってから後見人にやってもらおうということにしました

行政に預かってもらう

そうなると次に考えられるのが、行政に預かってもらうということ。

成年後見制度を利用し、申し立てから決定まで早くても1か月以上かかります。

その間に、行政に預かってもらえないかと掛け合いました。

結論は却下!!

違う自治体では対応してくれるかもしれませんが

私の働いている自治体では遺骨は預かれないということでした。

確かに遺骨を預かる場所を設けたら凄くいっぱい依頼がありそうですもんね(笑)

トランクルームに預ける

荷物を預けるトランクルーム。

自宅に物を置くスペースがない人が良く使うもの。

コンテナで大きいタイプだと月10,000円ぐらいかかってしまうが

遺骨なんてロッカータイプで十分でしょ!!

値段を調べると2,000円ぐらいで行ける!!

これはいい考えだと思っていました。

トランクルームに預けられない物

・現金、有価証券、通帳、切手、印紙、証書、印鑑、カード類等

・危険物(発火性・引火性のあるもの、有毒性のあるもの)

・生き物・植物

・法律に反する物、公序良俗に反する物

遺骨はどれに入ると思いますか?

なんと、生き物と植物のところに入るんです!!

生きてないじゃん・・・

でもダメってことで諦めました。

遺骨を自宅に置いている人結構いる

結局、遺骨を預かってもらえるところは見つかりませんでした。

高齢者の自宅に行くと、遺骨を自宅に置いてある人を結構見かけます。

「近くに故人にいてもらって心の支えにしたい」

「お墓は暗いからかわいそう」

「もう田舎のお墓に連れていけない」

みんな様々な理由があると思います。

なんだかそんな思いも生きているときに聞いておけば

こんな風に右往左往しなくて良かったのかなぁって思ったりします。

私の一家にはお墓がありますが

両親が死んだら自分も自宅に置いておいて

毎日、手を合わせるほうが良いかもって

思ったりもしました

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