騙されやすい高齢者の特徴

福祉業界の事情

1年ぐらい前にお笑い芸人による闇営業問題がありました。

闇営業忘年会の主催した詐欺グループの小林宏行の逮捕容疑

奈良県の70代女性に「債権を買えば高く買い取る」などと嘘の電話をして計500万円をだまし取ったとしている。

産経新聞

このように高齢者を狙った詐欺があとを絶ちません。

高齢者は詐欺に引っ掛かりやすいです。

認知能力の低下により、判断能力が低下してきたり

あと、色々難しい話をされると面倒で契約をしてしまったりするんです。

国や自治体でも高齢者の詐欺を防止しようとさまざまな啓発活動をしています。

騙されないようにと、いろいろなところで特殊詐欺対策の講演会をしたり、テレビCMでも詐欺防止を行っています。

でも、私が出会った中でも騙されやすい高齢者いることは事実です。

そんな特徴と実際にあったことをまとめてみたいと思います。

高齢者の一人暮らしや高齢者世帯

家族と一緒にいないと当然騙されます。

特に息子や娘とあまり連絡をとっていない人だと

昔あったオレオレ詐欺にも騙されやすいです。

久しぶり!俺だけど困ってるんだ

だって声もわからなくなってしまいますもんね。

しょっちゅう連絡を取り合っていれば大丈夫なんですけどね。

そして最近は『アポ電』というものがあります。

事例1 テレにの制作会社を名乗る人から電話があり、「所得は500蔓延より上ですか?など聞かれたが「答えられない」と言って電話を切った。後日、警察の協力団体を名乗るものから「テレビ番組に関して電話がなかったか。操作で押収した名簿に名前が登録されている」という電話があった(70歳代 女性)

事例2 消防署の職員を名乗る人の電話で、「一人暮らしか」と聞かれ、「はい」と答えてしまった。「災害時にすぐに救助ができるように角煮にしている」と言われたが不振だ(女性)

独立行政法人国民生活センターのチラシ

知らない電話番号からの電話に出るのは危険です。

退職金や貯金でお金を確保したいと思っている

退職金や貯金があり、老後の生活にはギリギリ十分だが

もし病気や怪我をしらた全然足りなくなる。

孫も出来て何かを買ってあげたり

息子や娘のために少し資金援助してあげたい

っと考えている人は危ないです。仕事も終わって、資金が多少あり時間もある

そして、資産運用を考えている高齢者は騙されやすいです

最近は複数の人物が登場する利殖勧誘事犯というものがあります。

実際の事例(劇場型)
『複数の業者が登場し、言葉巧みに未公開株や社債などを購入させるもの』
ある日、A社から「C社の未公開株を持っていたら高値で買い取ります。」との電話があったが、持っていなかったので断った。
その後、B社から「C社の株を買わないか。」と電話があったので、A社に相談したところ、「高値で買い取ります。」と言われたので、B社からC社の株を100万円で購入した。
購入の株を買い取ってもらおうとA社に電話をしているが、連絡が取れなくなってしまった。
A、B、C社とも、同じ仲間です。
最初は、購入するつもりがなくても、高値で買い取るなどと言われると、ついつい心が動いてしまうものです
C社の株について、売る側と買う側から、こうも都合よく電話が掛かってくることに疑いを持ちましょう。

京都府警察ホームページ

絶対に儲かる!

購入すれば、高値で買い取る!!

安定した会社だから損はしない!!

特定の人しか購入できない!!

なんていう言葉は絶対嘘です!!

公務員や銀行員など高い地位の人を信用している

公務員になりすまして電話をしてくる詐欺もあります

警察官を名乗る詐欺もあるのです。実際にその警察署にいる人の名前を調べて

電話をしてくるからたちが悪いです!!

銀行員も詐欺ではないですけど、実際にこれっていいの?

って思うことがありました。

だって明らかに認知症の症状が出ている高齢者なのに1000万円貯金がたまると外貨投資商品を買わせるんです。

その人は本当につつましい生活を送っていて、毎月年金20万ぐらいの年金をもらってたんですが、月に使うのは数万程度。月に10万円から多いときは15万程度貯金ができてしまったんです。65歳で定年退職して80歳で3000万円たまってましたよ。3000万円は外貨投資されてて、あとの100万円は自由に通帳からお金を引き出せる普通預金口座に入っていました。ATMではお金を下ろすことができないので、銀行の窓口に行ったときに商品を買わされたんでしょうね。

その人は自分の資産がいくらあるかも把握できない状態で

「外貨投資ってなんだ?」ってなってました。

断り切れない人

断り切れないタイプの高齢者は訪問系の詐欺に弱いです

最近あったのが押し売りではなく押し買い(訪問購入)

不用品買取のはずが、強引にやすい値段で貴金属等まで買い取られる。

一度、自宅に上げたら貴金属を買い取るまで居座られるようです。「何か貴金属を出さないとほかの不用品ももっていかない!」なんて言ってくるようですよ。

認知症

認知症は断トツです。

やはり認知症になると判断能力が低下するので騙されます。

認知症になるとなんと近所の知り合いに騙されたりします。

ずっと仲良くやってきた人が認知症の症状が出てくるのがわかると今度は騙すほうに回るのです。

家の中にある高価なものを勝手に持って帰ってしまう人もいました。

認知症の人の通帳を勝手に預かり金銭管理をしている人もいました。

近所の人が健康食品を売りつけたりする人もいました。本人はその健康食品を全然食べないので家に大量に残っていることがありました。

電話が安くなりますよと言っていっしょにインターネットの回線も申し込みをさせてしまう電話業者もいました。電話だってそんなに使わないのにインターネットなんて使えるわけないじゃんね。

生活保護の人を狙った少額の金銭を狙う輩もいます。買い物に行けない高齢者に買い物をしてあげて、お駄賃をもらいます。また、一緒にお酒を飲んで、酔っぱらっているすきに財布からお金を盗ってしまうやつもいます。これは犯罪ですね。でも証拠もなく本人も被害届を出す人もあまりいないので高齢者の場合、事件化しないことが多いです。

認知症のおばあちゃんのところに勝手に住み着いて、家賃代を浮かすやつ。そして、面倒を見てるという名目でお金を月に1回本人と一緒に銀行に車いすでお金を下ろしに行き、3万円ぐらいお金をねこばばしてました。

まとめ

絶対に騙されないようにする。

っていうことはできないと思います。

よく言う分だけは大丈夫は絶対に危険です!

もしかしたら自分も騙されるかもしれない」と思い

情報を収集していくことが大事です。

まずは事前準備です。

若者ならインターネットでいろいろな情報を集めることができますが、

高齢者はインターネットができない人が多いです。スマホやパソコンが使えません。

なので、各自治体の役所の消費者相談センターに行ってみてください!!

そこにはたくさんの講習会の情報やチラシが置いてあります!

そして、そういうところに出入りしていると万が一騙された時に相談しやすいです!

因みに消費者相談センターは若い人も対象です。

そして、家族の人は離れているご両親とできるだけ連絡を取り合っていた方がいいです。

連絡をとって、変わったことがなかったか確認するだけでも被害の予防になると思います。

一人暮らしの人で騙されないようにするために

全くと言っていいほど、人との接点を拒否する人がいます。

これは違った問題が発生します

人間関係をシャットダウンして一人で生きてしまうと

今度は孤立してしまいます。

孤立すると認知症の発生リスクも高くなるし

最悪、孤独死を招いてしまうこともあります。

詐欺はこういった問題も発生させているのです!!

全くもってけしからんですね!!

消費者被害を未然に防ぐために警察や自治体ではさまざまな取り組みをしています。

そして、私たちのような高齢者を支援する介護業界の人間も

出来る限り、高齢者の権利を守れるように日々業務を行っています。

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