自分が進めた在宅勤務シフトがあまりにも周りに理解されず不評だったので愚痴ります。
私の施設は障害や高齢と複合施設になっている。
本日より、地域包括支援センターの部署だけ、在宅勤務を含む2班に分けた交代勤務制をした。
最初は自分の部署だけ、在宅勤務したら白い目で見られると思い迷っていたが、
やはり、感染のリスクを下げるためにやれることはやったほうが良いと思い
上司と掛け合い、ついに在宅勤務ができるようになった!!
しかし、この自分の部署だけ在宅勤務にすると
羨ましい、ずるい、もう手伝わない
なんて言葉が聞こえるようになった。
新型コロナウイルス感染の拡大を防ぐために国でもすすめている
テレワークや在宅勤務の理解がない福祉業界の現状を説明します。
介護部門が働いているのに休むなんて!!
東京都の緊急事態宣言が出された日の翌日
会社から介護部門以外の事務部門や相談員部門への今後の対応への指示がありました。
- 感染リスクを下げるため、有休がある人は有休を使ってなるべく会社に来ないようにする。
- 有休がない人は早く来るとか遅く来るとかのフレックスにするとのこと。
- 熱が出てコロナウイルスの疑いがあるときは会社を休むようにとの命令。その時も有休使う方が良い。
- 新型コロナウイルスに感染した場合も基本的に有休
介護部門が普通に働いているのに事務や相談員部門を在宅勤務にしたら不公平だからという理由からだった。
でも有休を無理やり使わせるのっていいの?と思ったので色々と調べてみた。
発熱していたので、新型コロナウイルスに感染してるかもしれないので会社から有休を使うように言われた。
これは会社側の都合で休めと言っています。
このときは、社員の意向でないので年次有給休暇を取得させたりすることは違法になります。
会社側の都合により休ませている場合は労働基準法26条により、平均賃金の100分の60以上の休業手当を支払わなければならないとのことです。
つまり有休を使うことを拒否したら、休業手当が支給されますが給料が安くなる。
だから有休を使うしかないってことになります!!(有休がない人は別)
新型コロナウイルスに感染しました。会社から有休を使って休めと言われました。これは違法ではないですか?
当然、有休を使いうのは社員の権利なので会社から有休を使えというのは違法です。
新型コロナウイルスは指定感染症(2類感染症相当)となっているため感染していると、都道府県知事が行う就業制限により労働者が休業する場合は、
一般的には「使用者の責に帰すべき事由による休業」に該当しないと考えられますので、休業手当は支払われません。
そして傷病手当金をもらう形になるのですが、1日あたりの給付額は、平均的な日給の3分の2です。
つまり会社は有休を使った方が得ですよ!っということを言っていて
有休をとることがベストなのです!!(有休がない人は別)
感染予防が進まない現状
会社からの有休を使った方が得だということはわかりましたが
結局、有休を使うコロナウイルス感染予防はしていなく
通常の出勤で対応している人がほとんど
「休むと他の日が忙しくなるから・・・」
「自分がいないと仕事が回らない・・・」
との意見が多かったです。
感染予防に対しての意識が薄いのか
本当に仕事が回らないのはわからないですが、
フレックス勤務はできているようでしたが
休むという人はあまりいません。
やはり、危機感の違いは大きいです。
私は、自分がすでに感染しているかもしれないと思った行動のほうが
現状は正しいのではないかと思っています。
上記のような発言がある方たちは自分はまだ感染していなく
また、自分は感染しないだろうと思っているのでこういった発言が出てくるのではないかと思います。
在宅勤務を推し進めた訳
介護部門の方々が働かなければならないことはわかっている。
仕事に行かないと利用者の生命が危ぶまれる。
こんな時期に休めなく介護の仕事をしているのは凄いと思いますし
便りしにもしています。
でも、私達の相談員や事務員は在宅勤務の電話などで対応できる仕事がたくさんある。
そこを介護部門の方達に気を使って出勤しなくてもいいのに出勤して、
余計にコロナウイルスの感染を拡大してしまう行為はとても浅はかなのではないかと思う。
会社には労働者を安全に働かせる「安全配慮義務」というものがある。
2008年に施行された労働契約法の第5条は、「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」と定めている。
だから、会社側も新型コロナウイルスが流行しているときに、感染のリスクを下げるために可能な範囲でテレワークや在宅勤務などの措置を講じることが求められるのだと思う。
逆に、自分の部下が何の対策もしないで万が一、コロナウイルスに感染して病状が重くなり亡くなってしまったら、家族に訴えられたりする場合も考えらえるのではないか。
この緊急事態宣言が発動されている東京で危機感が低いのは非常にまずいのではないかと思う。
建設的に在宅勤務を進めよう!
経済産業省は新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を受けて在宅勤務等の推進について関係団体に要請している。
厚生労働省だって職場における新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関する経済団体への要請している。
なんで、こんなに新型コロナウイルスの感染拡大を予防しようとしている時に
「自分達だけ在宅勤務をして羨ましい」 とか
「サボっているみたいでずるい」 とか
「暇なんだから手伝わないね」
みたいな言葉が出てくるのか不思議に思う。
私の部署で勝ち取ったコロナウイルス感染予防の在宅勤務を
前例を作った訳なんだから羨ましがってないで
自分達でも行動して在宅勤務を可能な状態にするほうが建設的ではないかと思う。
福祉業界は他の業界よりネットワークやIT関係の知識が疎い。
したがってテレワークをしようとしても実際に行動に移せる人がいないのも
こういった現状を打開できない理由の一つではないかと思う。
実際にテレワークをどうやったら導入できるか?なんてgoogleで調べたりする人がいない。
福祉業界は人と人との触れ合いや繋がりを大事にする。
そういった中でソーシャルワークや介護技術が磨かれたきた。
もうリモートワークなんて言葉だ出るだけで拒否反応を示してしまって!
結局「自分が仕事にいかなきゃ!!!」
って目をつぶっているのかもしれない。
このコロナウイルスのパンデミックというピンチをチャンスに変えて
新しい知識を身に着けていくのも視野が広がり
福祉の支援の幅も広がっていくのではないかと思った。
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