地域包括の相談員が思った3つの高齢者制度の課題や疑問点

福祉業界の事情

高齢者になってくると様々ない制度を使って、生活を維持していかなければなりせん。年金、医療保険、介護保険など、高齢者を支える制度はたくさんあります。

地域包括支援センターで仕事では、たくさんの制度を使いながら高齢者の支援を行っています。その中でも国が推し勧めている制度があり、これから益々、充実させていこうという制度もあります。

その中で私なりに課題や疑問点を思ってしまった制度があるので紹介したいと思います。

成年後見制度の課題

介護保険制度と同時に始まったこの成年後見制度。認知症など判断能力が低下した人の権利擁護を目的とした制度です。この制度は仕事上はよく使います。

身寄りのない一人暮らしで老人ホームなどに入りたいときは身元引受人代わりに後見人を付けて施設に入居してもらったり、財産をたくさん持っている高齢者を守るためにも後見人を付けて財産管理をしてもらうのです。

大変、崇高で意味のある制度のように作られていますが、特に法廷後見は自分の親族には使ってほしくないと思ってしまう制度です

なぜなら、自分の親族の財産を赤の他人の弁護士や司法書士等に管理されることが多いからです(約7割が専門職、約3割が親族)しかも月に2万円以上報酬を支払います。(財産の額によって違う)。

この赤の他人に親族の財産を管理されると当然揉めることがあります。しかし、後見人として裁判所から選任されると、親族が何を言っても勝てません。

一度選任された後見人は財産の使い込みのような余程のことがない限り変えられないのです。

後見人の態度ややり方に疑問をもったとしても、相手は裁判所という国家と弁護士や司法書士といった地位の高い職種の人達です。後見人と話が合わないから変えてほしいと言っても変えられないのです。

実際にあった後見人(司法書士)とのトラブル

  • 後見人(司法書士)が付く前は地域で暮らしていた認知症の方が、後見人が選任されたら、後見人と近所の人との仲が悪くなり結局、利用者が孤立してしまった。
  • レターパックで現金を送ってくる。(レターパックで現金を送ることは郵便法で禁止されている)

こういったことがあっても後見人が一度選任されるとほとんど解任されることがないです。

つまり変な後見人が付いたらもう泣き寝入りがほとんど・・・。

なんだか弁護士や司法書士の金もうけのために作られた制度なのかって思ってしまいます。そして、国は成年後見制度利用促進事業として成年後見制度を利用するように勧めています。

訪問診療の課題

医師の先生が自宅に来てくれるというとっても良い制度です。病院に行けなくなった人には訪問診療はとっても頼りになります。仕事でも使いますし、これがないと不便であることは間違いないです。

医師の先生と上手く信頼関係が続くのであれば何ら問題なく、とても良いサービスです。

しかし、医師との相性が悪いと大変なことになってしまうのです。お医者さんにもう来ないでくださいと言えないのです・・・。

病院や担当医を変える場合、担当していた医師から診療情報提供書という患者の身体の状態がどうなのか?どんな既往があるのかを書いた書類を次にお願いする医師に提出しないといけません。

なので、医師の機嫌を損ねることなく次の医師に引き継ぐのがとても難しいのです。外来の診察ならば、気に食わなければ行かないで、最初の検査から次の病院で受ける方法もあります。しかし、往診は医師の先生が来てしまうのです。

だから、嫌なら来ないでほしいと言わないといけません。これを家族も本人も気を使って言うことができないことがたまにあります。

自治体によっては医師会が往診の先生に交代を言ってくれる制度もあるらしいです。なのでもし往診を頼まなくてはならない時は、往診をする医師の評判をよく確認するか往診を変えられる制度があるのか確認してから導入した方が良いと思います。

自立支援型の介護予防(介護からの卒業)の疑問点

この自立支援型の介護予防(介護からの卒業)の制度は自分で選んで使うというものではなく、自治体によって取り組んでいるので、自分の住んでいる自治体がこの方式をとっていると、この制度を使わざるを得ない制度です。

これも国が推し進めている事業の一つです。介護保険を利用しても、自立して介護保険を使わないで元気に過ごせるようにしていきましょうという考えです。

介護からの卒業です

国は介護保険を使わなければ社会保障給付費が削減されるのでこれを進めています。確かに使いたい放題で自分で掃除や買い物ができるのに、介護保険を利用してヘルパーを家政婦さんのように利用しているのはおかしいと思います。

ですがADLの改善だけを目標に、改善したら介護保険を使わせないというやり方だと生活の質(QOL)の向上が出来ないです。

自分達の生活が良くなるように上手く介護保険を利用できるような制度になってほしいと思っています。

因みにこの制度の生みの親でもあり推し勧めた東内京一さんは、認知症高齢者の財産やや生活保護費を盗んで逮捕されてしまいました。

この制度の推し進めたて東内京一さんの末路

数年前までは福祉の世界では時の人でした。

分かっているだけで5回逮捕、6件起訴、計約8,000万円も弱い立場の人達から搾取しています。分かってないものも含めてらた一体いくら騙し取ったのだろうか・・・

国の経費を削減できるということで注目を集めた制度で、現在も全国各地でこの考えが進められています。

実際に介護保険料が下がり認定率も下がっている自治体もたくさんあるようです。でも、この制度を押し勧めてた人が結局、国のお金である生活生活保護費などを盗んでるってなんか納得いかないですよね・・・

感想

今回は、ほとんど愚痴と言ってもいいぐらいの内容になってしまいました。紹介させていただいた3つの制度は必要な人にとってはとても有効なものです。制度やサービスのメリットだけでなくデメリットもあることを知識として持っておかないと、後で取り返しのつかないことになってしまうこともあります。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!!

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エンジョイHukushi
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