父親が4年前にギラバレー症候群という病気になりました。
昨日まで元気だった両親が病気や怪我で介護が必要な状態になることは突然起こります。
私の父親も突然、下半身の自由がきかなくなり介護が必要な状態になりました。
倒れてから4年たちますが何とか状態が悪化せずに自宅で過ごすことが出来ています。
今回は下半身の不自由な私の父親が、状態を悪化せずに過ごすことが出来たグッズを紹介します。
あくまで私の父親の個人的な見解ではありますが、同じくギランバレー症候群で下半身が不自由な方や他の病気で下半身が不自由な方の参考になればと思っています!!
最初に私の父親がギランバレー症候群になったことを紹介します。アイテムを見たいという方は飛ばしてください!!
父親がギラバレー症候群になった!!
私の父親は特に大きな病気をしたことなく入院経験もなし。たばこもお酒も飲まない超健康老人でした。
しかし76歳で突然下半身に力が入らなくなったのです。上半身は普通。下半身と言っても腰から下の感覚がなくなる対麻痺と呼ばれる状態。
右足が少し動く程度で左足は全く動かない。すぐに救急車で病院に行き、CTやMRI、血液検査などをしても何も異常がない。脳にも異常なし。骨にも異常なし。
神経に何かしらの異常があるのだが、検査の結果は何も出ない。とりあえず入院となりました(最初は治療がないということで断られましたが粘りった・・・。)
結局、6カ月間の入院中に色々と検査をしても何故、マヒが出ているかわからず。入院して次の日に1回だけステロイドの点滴を行いました。そしたら右足が結構動くようになったのです!!恐るべしステロイド治療!
それから約半年はリハビリのみ。最終的につけられた病気の名前がギランバレー症候群。
ギランバレー症候群
体の各部分に分布する末梢神経の障害により、四肢や顔、呼吸器官に麻痺などが起こる疾患。年末梢神経は運動神経、感覚神経、自律神経で構成されており、ここに障害が生じるとしびれや痛み、脱力などの症状が表れる。子どもから高齢者までどの年代にも発症するが、40代前後の、男性の患者がやや多い傾向にある。通常は数日から数週間にわたって悪化し、その後は自然回復することがほとんど。早期治療が早期回復の鍵となる。
ドクターズファイルのHPより引用
ネットで調べてもギランバレー症候群の初期症状は1~2週間かけて発症していき、風邪や下痢の症状が先行するのが特徴。
私の父親とは全く違う初期症状でしたし、急性に症状が悪化する場合は呼吸筋麻痺を起こすと書いてありましがそれも当てはまらない。。。原因不明の下半身マヒです。
入院から2カ月ほどたち、リハビリ病棟に移ってからギランバレー症候群と先生から言われました。しかたなく病名を付けた感じなのかなぁって思いました。
まぁ76歳という年齢でしたので我々家族は半分諦めて「自宅の中だけ歩ければいいな。」ぐらいの希望で約半年間のリハビリをへて退院しました。
【父はギランバレー】在宅で歩行能力の維持改善を助けるアイテム5選
現在80歳になる父親ですが身体能力が悪化せずに自宅で過ごしています。もちろん下半身が不自由といっても人それぞれではありますが、1つの成功例として参考にしていただければありがたいです!!
ひじ掛け付きのイス
ひじ掛け付きのイスを購入したことによって、ずっとベッドにいるわけではなく、イスに座ってテレビを見たり食事を食べたりすることが出来ます。
寝ているだけより座っている時間を多くするだけでも身体能力の低下を予防できます。回転せずにキャスターがついていないものがベストです。
マジックハンド
下半身が不自由な人にとって床に座ってしまうと容易に立つことが出来ません。誰もいない一人暮らしで床から立つことが出来ないとトイレまで行くこともままならず、失禁してしまったり、動けなく脱水症状を起こし最悪、命を落とすことだってあります。
なんと!下に物を落とすことが命を落とすことにつながってしまうのです!!
なので、マジックハンドは下に物を落とした時に良く使います。私の父親の場合は、先っちょに両面テープを付けてごみを拾ったりしています。
床に座ってしまっては一人で立ち上がることが出来ない人にとってマジックハンドで床にあるものを掴むのは非常に便利です。
ベッド用足元ヒーター
下半身がほぼマヒしているギランバレー症候群にかかった私の父親は常に足が冷たいです。本人はあまり感覚はないようですが触ると冷たいです。
前は湯たんぽを使っていましたが。低温やけどをしないようにベッド用足元ヒーターを買い使っています。神経がないといっても冷やしてしまうのは身体に悪いです。
父親曰く、温めたほうが多少、脚の動きが良いらしいです。
ペダルだけのエアロバイク
週二回のデイサービスの運動以外でも自宅でも運動できるようにエアロバイクを購入。最初はサドルがついているタイプを買いました。しかしサドルに座ることも不安定でサドルから落ちそうになるので全く使えず。
再度購入したのが、ペダルだけの部分だけになっているタイプのエアロバイク。こちらのほうが普段座っているひじ掛けのイスに座りながらでも脚を動かすことが出来るので使い勝手が良いです。おまけにコンパクト。
当然、運動を続けることによって歩行能力の維持改善につながります。
アミノエール(ゼリータイプロイシン40)
私の父親が入院していた時から理学療法士のお姉さんに勧められてずっと飲んでいるプロテインです。デイサービスでの運動や自宅で運動した後は飲んで筋肉を維持するために必ず飲みます。
下半身の神経がやられているので筋肉をつけていかないと歩けなくなってしまうので超重要です。若い人も歳をとった人もプロテインは飲んでいたほうが良いのかもしれません!!
最後に一言
お金もそこまでかからずに、自宅で身体能力の低下を予防できるアイテムを紹介させていただきました。
現在80歳の私の父親も今日紹介したアイテムを使ってなんとか自宅で過ごしています。今回の記事を読んで介護状態になってしまった方や介護をされている方の参考に少しでもなればと思っています。
以上です!読んでいただいてありがとうございました!!