ケアマネをしているたっつん(.@enjoywelfare)と申します。
今回は「デイサービスの配慮に欠ける送迎」についての記事を作成しました。
デイサービスに行くことが楽しみになると高齢者のQOL(生活の質)は大きく向上します。
しかしデイサービスの利用を失敗すると「もうデイサービスには行きたくない」と頑なに拒否してしまい二度とデイサービスの利用が出来なくなってしまうこともあります。
つまり最初のデイサービス選びはとても重要です。
紹介する「デイサービスの配慮に欠ける送迎」を知っておくことで最初のデイサービス選びの失敗を減らすことが出来きます。是非、最後まで読んでね。
最初が大切!デイサービス選びのポイント「配慮に欠ける送迎」について
通所介護(デイサービス)とは、要介護状態となった場合においても、利用者が可能な限り利用者の居宅において、持っている能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持又は向上を目指し、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図る目的で提供されるサービスのことです。
健康長寿ネットより引用
送迎車がタバコ臭い
送迎車の中がタバコ臭いデイサービスは利用を避けましょう。デイサービスの従業員が利用者がいない時にタバコを吸っていると思われます。
タバコは吸っている人が身体に悪いこと当然ですが吸っている人の近くにいる受動喫煙が悪いことも知られています。そしてタバコを消した後の残留物でも身体に悪いことも研究で分かっています。
つまりタバコ臭い送迎車の中は健康に悪いです。健康になる為にデイサービスに行っているのにデイサービスの送迎車が健康被害を誘発してはいけません。
デイサービスの送迎車は禁煙かどうかを確認することは必須と言って良いでしょう。
玄関まで送迎しない
介護保険法上、デイサービスの送迎は事業所から自宅の玄関までのドアtoドアです。
しかし、デイサービス職員の人数が少ないことでマンションの部屋まで迎えに来てもらえず、送迎車がマンションの入り口で待っている場合があります。
高層階に住んでいる利用者にとっては利用しずらいデイサービスとなります。ハッキリ言うと法令違反です。
しかし行政によっては暗黙の了解で認めている所もあり、家族が送迎車まで送り迎えをするか、訪問介護でデイサービスの送りと迎えのサービスを組まなければいけないこともあります。
マンションでも自宅でも玄関の前まで送迎してくれるデイサービスの方が利用しやすいことは明白であります。
見学の送迎がない
自宅で過ごす時間が多かったり長い期間、他者との交流がない利用者の場合、デイサービスに通うのはとてもハードルが高く勇気がいることです。
そのため、いきなり利用するのではなく、まずはデイサービスの見学から始めます。見学をすれば本人がデイサービスに通うイメージがつき利用のハードルが下がります。
デイサービスを開始する場合は見学はとても有効な手段です。しかし見学の送迎がないデイサービスの場合、自分で見学する能力がなければ家族やケアマネが連れていくというひと手間が必要になります。
せっかく利用に向けて前向きになったタイミングを逃してしまうこともあるので見学の送迎があるデイサービスを選んだ方が無難です。
送迎車の利用が必須
送迎がないのはもちろん困りますが、逆に送迎車に必ず乗らなくてはいけないという対応も困ります。
送迎車に乗るまでもなく自宅からデイサービスが近い人や、電動車イスを利用して自分でデイサービスに行きたい人などは、送迎車に乗るとかえってデイサービスに着くまでに時間がかかる場合があります。
しかしどんな理由であれ送迎車で送り迎えを強要するデイサービスがあります。「何かあったら責任を取らされそうで怖い」という理由のようです。
利用者とデイサービスの契約の際に「自分でデイサービスにくる場合は責任を負わない」というような契約も出来るはずです。
デイサービスに自分で行くことも歩行能力の低下を防ぐ立派な自立支援です。臨機応変に対応してくれるデイサービスのほうが本人のためになるでしょう。
まとめ
今回はデイサービスの「配慮に欠ける送迎」について解説しました。
・送迎車がタバコ臭い
・玄関まで送迎しない
・見学の送迎がない
・送迎車の利用が必須
介護保険を初めて利用する時にデイサービスは利用頻度が高い反面、行きたくないと拒否をする利用者も少なくありません。さんざん拒否した挙句、行ってみたら楽しくて大好きになってしまう利用者もいます。
慎重になりすぎるのも良くないと思いますが最初のデイサービス選びは重要です。今回紹介させていただいた、送迎についての項目もデイサービスを選ぶ際の参考にしてみてください。
当ブログではケアマネや介護者に向けた情報を多く発信しています。『宅配弁当に飽きた高齢者におすすめの商品』に興味がある方はこちらも読んでね。
今回は以上でーす。