居宅介護支援事業所のケアマネが新規ケアプランを獲得するのって大変ですよね?
今回は未経験ケアマネにも関わらず10カ月で利用者を40件にした筆者が行った新規ケアプランの獲得方法を紹介します。
紹介する方法を1つでも実行すれば確実にケアプランを獲得することが出来ます。余裕があれば全部実行しましょう。
この記事を最後まで読み終えたら、もう新規ケアプランの獲得に悩むことは無くなるでしょう。
包括支援センターから新規ケアプランを獲得する
新規ケアプランを紹介してくれる1番のお得意先はなんと言っても地域包括支援センターです。
包括支援センターから仕事をもらわないと居宅介護支援事業所はやっていけません。
でもそれだけではダメです。地域包括支援センターの職員に気に入られないと新規プランは紹介してもらえません。
包括支援センターは公平中立といいながら、新規ケアプランをどういう基準で振り分けているかという自分と仕事のしやすいケアマネを選んでいるだけです。
イケメンや美人の方が得かもしれません。
包括支援センターにチラシを持っていく
地域包括支援センターには月に何回か顔を出すようにしましょう。その際に自分のケアプランの空きが何件あるのかチラシに記載して地域包括支援センターに持っていくのはとても効果的です。
○○○居宅介護支援事業所のケアマネの○○です。ケアプランの空き情報のお知らせです。
要介護:空き20件
要支援:空き8件
TEL:○○-○○○○-○○○○
FAX:○○-○○○○-○○○○
Email:○○○○@○○○○
※ちびまる子ちゃんの友蔵じいさんは76歳らしいです。
自分が受け持てる件数を記載することによって包括支援センターの職員がプランを依頼しやすい効果があります。
最後の友蔵じいさんのネタはなんでも良いです。ちょこっと気を引いてもらうように一言添えると効果的です。
予防プランを何件でも受ける
予防プランを何件でも受け入ること公言しましょう。
地域包括支援センターの職員は予防プランを作りたくありません。居宅介護支援事業所に委託したくてしょうがないのです。
地域包括支援センター職員と仲良くなるためには予防プランをバンバン受けましょう。
しかし地域によって予防プランにとても厳しい場合があるので注意が必要です。自立支援型の地域ケア会議を予防プランでやっている場合は書類の量が膨大で包括支援センターからの要求が多く面倒です。
予防プランを引き受けすぎて首が回らなくならないように注意しましょう。
地域包括支援センターの言いなり
「電話一本でなんでもやります。」
包括から「今から来れる?」と言われればすぐに駆け付けます。
包括から「要介護が出てるようなんだけど、とりあえず病院に行ってもらえる?」
二つ返事で依頼を引き受けます。地域包括支援センターのパシリになると新規ケアプランの依頼はたくさん来るでしょう。
病院の相談員から新規ケアプランを獲得する
地域の病院の相談員にもあいさつ回りはもちろん行いましょう。
そして自分の利用者が入院した時がチャンスです。あらかじめ作ってあるアセスメント表や基本情報を最近の情報に修正し在宅での情報を相談員に持っていきます。
医療ソーシャルワーカーと上手く連携することで相談員から直接、新規ケアプランの依頼があります。
病院に入院して退院する時に初めて介護保険を使う人が多いので月に何件も病院から新規ケアプランの依頼がある時もあります。
おまけに入院していると介護度が高くでる可能性があるのでおいしいです。
地域住民から新規ケアプランを獲得する
地域住民から直接ケアプランの依頼されるには、家に居宅介護支援事業所のパンフレットをポスティングする方法が有効です。
かなり確率は低いですが1年に1件~2件ぐらい依頼が入る場合があります。
長く地域で仕事をしている居宅介護支援事業所の場合は事業所に直接相談に来る住民もいます。
他事業所のケアマネから新規ケアプランを獲得する
役所や地域包括支援センターが開催する研修会に参加すると他事業所のケアマネと知り合いになることが出来ます。
ケアマネの研修会では講義形式ではなくグループワークを行うことが多いので、言葉を交わすことが出来るので仲良くなることが出来ます。
他事業所のケアマネと仲良くなると自分が受け持てないプランや事業所を辞めてしまう時にケアプランを引き継がれることがあります。
生活保護課のケースワーカーから新規ケアプランを獲得する
生活保護受給世帯で最も多いのは高齢者世帯の約89万世帯で全体の55.1%になります。(2019年10月)
つまり高齢者を対象とするケアマネの仕事は生活保護受給者を支援する確率がとても高いことを意味します。
わざわざ生活保護課のケースワーカーに営業活動に行く必要はありませんが、生活保護受給者の担当ケアマネになったらケースワーカーに挨拶に行きましょう。
そしてケースワーカーとまめに連絡を取り合い仲良くなると直接ケースワーカーから新規ケアプランの依頼があります。
ケースワーカーは忙しいのでフットワークの軽いケアマネが大好きです。
まとめ
・ 包括支援センターにチラシを持っていく
・ 予防プランを何件でも受ける
・ 地域包括支援センターのパシリになる
・ 在宅での情報を相談員に持っていく
・他事業所のケアマネと仲良くなる
・保護課のケースワーカーと仲良くなる
新規ケアプランの獲得方法を解説させていただきました。
居宅介護支援事業所のケアプラン数は利用者が亡くなったり老人ホームに入ると減っていきます。
しかし地域包括支援センター、病院の相談員、ケアマネ仲間、ケースワーカーから信頼されるとすぐに新規ケアプランの依頼が来ます。常にケアプラン数満タンのやり手ケアマネになってしまうのです。
紹介させた方法を1つでも実行して新規ケアプランを獲得していきましょう。
今回は以上でーす。
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