こんばんは。たっつん(.@enjoywelfare)です。
ケアマネジャーは個人情報を扱う仕事です。個人情報はどれも大切で万が一、他人に情報を流出されてしまったら取り返しのつかないことになります。
その中でも介護保険の認定情報の一つである主治医意見書はとても重要な個人情報の書類です。
今回は重要書類である介護保険の主治医意見書の取り扱いで絶対にやってはいけないことを1つだけ紹介します。
それは勝手に家族や本人にも主治医意見書は見せてはいけないということです。
主治医意見書は勝手に家族や本人に見せてはいけない
主治医意見書とは、介護保険の申請者の病気や怪我の状況などを主治医が記載する書類になります。要介護認定の際には必ず必要になるもので役所から主治医に作成を依頼する書類です。
本人の情報なのに見せてはいけない理由
介護保険の申請の際には個人情報の同意の欄があります。その個人情報同意欄に利用者や家族がサインをすると、介護保険の認定調査の情報と主治医意見書をケアマネジャーが取得できます。
本人の個人情報なんだから、本人に見せたっていいんじゃない?
と思うかもしれませんが、それは大間違いです。
主治医意見書には主治医からの病状の所見が書かれています。本人に告知されていない病気のことが書いてあるかもしれません。
自分が知らない病気の状況を主治医意見書で知ることになったら、治療の妨げになり命に係わる問題になるかもしれません。
また、認知症の自覚がない人に認知症の診断が書いてある主治医意見書を見せてしまったら、怒るかもしれないしショックを受けて鬱状態になってしまうかもしれません。
さらに主治医意見書に書いてある診断名に納得いかない場合、主治医との信頼関係が壊れてしまう可能性もあります。
家族や本人から認定調査の情報を確認したいと言われた場合は、74項目の認定調査情報は見せても良いですが主治医意見書は見せないようにしましょう。
主治医意見書が見たいという依頼があったら?
どうしても家族や本人から主治医意見書が見たいという依頼があった場合は、必ず主治医に確認をとりましょう。主治医からの了解が取れれば問題なく主治医意見書を開示することが出来ます。
医師と連絡を取るのはハードルが高いですがケアマネジャーとして頑張って主治医との連絡を取り付けましょう。
もちろん主治医からの了解が取れなければ絶対に見せてはいけません。家族や本人にも「主治医からの了解がとれなかったので見せられません」ときっぱりと断りましょう。
まとめ
今回は主治医意見書の取り扱いについての記事でした。ケアマネジャーは場合によって家族や本人が知らない個人情報を知ってしまう場合があります。
その中の一つが主治医意見書の情報です。
何も知らずに主治医意見書を家族や本人に開示してしまったら、取り返しのつかないことになりかねません。特に初心者のケアマネジャーは主治医意見書の取り扱いには十分に気を付けましょう。
今回は以上でーす。
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