老後は安泰『老後の資金がありません』を読んで見栄や世間体を捨てる

本の話題

近所の人や友達に対する見栄や世間体で、結婚式やお葬式にお金をかけていませんか?周りを気にしていると老後に大変なことがやってきます。

10年以上高齢者の支援をしている私は、高齢者の懐事情を数多く見てきました。

厚生年金をもらっている人は月に20万円以上もらう人もざらにいます。貯金がたくさんあって使いきれないで死んでしまった人達もたくさん見みました。

なんと1億円以上貯金していて相続人がいなく、お国のお金になってしまったことがあったんです!😱😱😱

養子になっておけばよかった・・・😫

しかし昨年「老後の資金のために退職後には2000万円が不足することもある。」と麻生財務大臣がマスコミの前で話したこともありました。

増え続ける税金、上がらない給料、減らされる年金。現在の若者は老後の資金に不安を感じている人は多いと思います。

小説『老後の資金がありません』はまさに、将来にたいする不安をそのまま小説のタイトルにしたと言ってよい本です。

つまり現役世代の人は無駄づかいは出来ないということです。

垣谷美雨さんが書いた『老後の資金がありません』を読んで、他の人に対する優越感や体裁を気にして限りある資金を使うことは今すぐにやめましょう!!

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『老後の資金がありません』を読んで見栄や世間体を捨る

本の内容

娘の結婚式に300万舅の葬式代に200万。見栄と世間体で結婚式やお葬式にたくさんのお金を使ってしまう主人公の篤子の家庭。

あっという間に貯金が底をついていきます。挙句の果てに夫婦そろって失業してしまい資金難に陥ります。

篤子は貯金があまりないこともあり、結婚式や葬式を安く済ませたいと思いますが

結局、周りの意見に流され娘の結婚式は豪華になり、体裁を気にして高い葬式代を払うことになってしまいます。

心の中では安く済ませたいと思っていてもケチと思われたくなかったり、相手を気にして言い出せなかったりすることって多いと思います。

洋服屋の店員に高い洋服を勧められて断りづらく買ってしまう。

友達に自慢するためにブランド品を買ってしまう。

良くわからない保険を断り切れずに契約してしてしまう。

そんな経験が誰しもあるはずです。見栄っ張りで断り切れない性格の主人公に共感してしまいます。

自分もきっと無理して豪華な結婚式とか高い葬式とかやってしまいそうだなぁと思いました。

私の場合、今のところ結婚は出来そうもありませんが・・・親はいるので葬式は出来るかな😅)

しかし、そんな篤子も堅実的な友達のサツキが葬式代を25万円で済ませたことに心の底から尊敬したり、お金持ちの友達の美乃留と話して、お金がない自分に情けない思いをします。

そして、吹っ切れた篤子は強くなっていきます。苦手な夫の妹にもお金がないことを伝え、見栄っ張りな自分を認めてコンビニでアルバイトもしていきます。

篤子がお金に関してウジウジと悩んでいる物語の序盤はあまり動きがありませんが、篤子が行動するようになると周りも篤子に連動したかのように物語が動き出しドタバタ劇が始まります。

やっぱり悩んでいるよりも人間は行動したほうが良いのかもしれません。

『老後の資金がありません』の魅力あるキャラクターの姑

後半からは月9万円の姑への仕送りができなくなったことで、姑と同居することになります。

姑の後藤芳乃は元浅草の由緒ある和菓子屋に嫁いだ看板娘。この姑が『老後の資金がありません』中で一番といってもよいぐらい魅力のあるキャラクターです。

セレブ姑との同居がうまくいかないと思いきや、篤子と姑が協力して意外な方法でお金を稼ぐことになります。

その方法は正当な方法ではないので読んでいるこっちとしてはハラハラドキドキもんです。

見栄や世間体を気にしてお金を使うのはやめよう!

この本は自分の財布と相談して体裁を気にせずに、堅実にお金を管理していかなくてはならないと思える本です。

資金不足になる将来のことを考えると周りに流されずに、「NO!」と言える人間になっていかなければなりません!

自分がケチと思われても気にしない!

お金があれば別ですけど、冷静に考えても周りが豪華な結婚式や葬式をやっているからってお金がないのに見栄を張る必要ってないですよね?

その前に、俺はいつ結婚できるんだ・・・🤔🤔🤔)

この本を読んで痛感することは、限りある資金を見栄や世間体で使ってはいけないということがよーくわかります。

そして、見栄や世間体を気にしなく、正直に生きられるようになったら、たとえお金がなくても幸せに暮らせることができると、最後は言っているような気がします。

来年公開の映画版『老後の資金がありません』が楽しみ

天海祐希さん主演の映画『老後の資金がありません』本当は2020年9月18日(金)に劇場公開の予定でしたが、コロナウイルスの影響で来年に公開延期となりました。

なんとも残念ですが、劇場公開が伸びたことで小説版を先に読んでおいても良いのではないでしょうか?

映画版は小説に出てこないキャラクターも多数いるようで楽しみです。

主人公の篤子の両親や篤子の娘の夫の両親。高橋メアリージェンのキャバ嬢は小説では出てきません。小説よりもドタバタ劇で楽しい映画になってそうで楽しみです!!

垣谷美雨ワールドのもう1つの傑作

以上です!読んでいただいてありがとうございました!!

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