社会福祉士の国家試験では人物の名前を覚えなければならい。しかし、似たような名前がたくさん出てくるので大変です。
今回、紹介するのは肉料理の名前が入った4名です。ややこしくて間違い安いですがしっかりと区別していきましょう。
- 解決志向アプローチのシェザーとバーグ
- ホーソン実験を行ったメイヨーとレスリスバーガー
- 二要因理論のハーズバーグ
- SWOT分析(スウォット分析)を考案したミンツバーグ
バーグ、バーガー、バーグ、バーグでひき肉4兄弟としました。
社会福祉士試験の人物の覚え方:バーグやバーガーが付いている名前
社会福祉士試験の人物の覚え方 :シェザーとバーグ
シェザーとバーグは相談援助の理論と方法の章に出てきます。○○アプローチと言うのがたくさん出てきますが、その中で解決志向アプローチを提唱したのがシェザーとバーグになります。
このアプローチは、問題点を突き詰めないで否定せず、クライエントの強み、可能性等に着目します。
クライエントが思い描いている具体的な解決イメージを援助者との面接をして作り上げていく、短期間のアプローチです。
解決志向アプローチでは、問題が起きていない状況である例外探し(上手くやれていることを見つける)を行うことが特徴です。
援助者は質問技法を用いてクライエントと解決方法を考えていきます。
解決志向アプローチの質問技法 |
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ミラクル・クエスチョン |
問題が解決した場合や問題が起こらなかった場合を具体的に想像できるようにする質問 |
スケーリング・クエスチョン |
クライエントの今までの経験や今後の見通しなどを数値化して評価する |
コーピング・クエスチョン | 問題がある今までの状況を、乗り越えてきたこれまでの対処方法に目を向けさせることを意図した質問 |
サポーズ・クエスチョン | 仮に問題が解決した状況を尋ねて、志向を未来へ向けさせるための質問 |
社会福祉士試験の人物の覚え方 :メイヨーとレスリスバーガー
福祉サービスの組織と経営の章で出てきます。ホーソン実験を行ったのがメイヨーとレスリスバーガーです。
ホーソン実験とは1927年から1932年の5年間、アメリカ・シカゴ州の郊外にあるウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場にて職場の生産性は何が一番大きな影響を与えているかを検証した実験です。
作業条件、作業環境、従業員の職場・仕事への態度、職場の人間関係等いろいろと実験をした結果。
職場の生産性は賃金等の作業条件よりも、人間関係が大きな影響を与えていることが分かりました。
福祉の業界でも退職理由で多いのが人間関係です。ホーソン実験はわかりやすい。職場は人間関係が大事ということになります。
社会福祉士試験の人物の覚え方 :ハーズバーグ
福祉サービスの組織と経営の章で出てくる項目です。ハーズバーグは二要因理論を主張しました。
二要因理論とは内容理論の一つです。内容理論は人間は何によって動機づけられるか特定しようとした理論です。
仕事をしていく中で動機づけって大切ですよね。
ハーズバーグは職場での満足に繋がる要因と不満足に繋がる要因を2つに分けました。
満足に繋がる要因を動機づけ要因として、不満足に繋がる要因を衛生要因としました。
動機付け要因(満足に繋がる要因)
仕事の満足に関わるのは、達成、承認、仕事自体、責任、昇進などです。これらが満たされると満足感が出るのですが、「無くても不満足を引き起こすわけではない」としました。
衛生要因(不満足に繋がる要因)
仕事の不満足に関わるのは、給料、会社の政策や経営、上司との人間関係、労働条件などです。これらが不足すると仕事に不満足感を引き起こして従業員が嫌になってしまいます。でも満たしたからといって満足感につながるわけではないのです。「単に不満足を予防することでしかない」としました。
ハーズバーグの主張は、二つの要因から人の満足・不満足を分析することから、二要因理論と呼ばれるようになったのです。
社会福祉士試験の人物の覚え方 :ミンツバーグ
福祉サービスの組織と経営の章で出てきます。
SWOT分析(スウォット)を考案したのがミンツバーグです。
このSWOT分析(スウォット)を経営戦略上で活用した人物もいます。それがアンドルーズです。アンドルーズも大事な人物ですので覚えておきましょう。
SWOT分析(スウォット)は4つに分けて分類していきます。その頭文字をとってSWOT分析といいます。
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(機会)
- Threat(脅威)
内部環境 |
強み(駅から近い、働きやすい環境) |
弱み(従業員が少ない、従業員のスキルや経験が浅い) |
外部環境 |
機会(住民同士のつながりが強い、病院・診療所が多い) |
脅威(認知症高齢者数の増加、生活困窮・貧困の方の増加) |
SWOT分析でどのように戦略を立てていくのかを理解する必要はありません。社会福祉士の国家試験ではSWOT分析が大まかにわかっている程度でOKです。
社会福祉士の国家試験は広く浅くの知識で十分に合格できます。深く調べて勉強していくと膨大な時間がかかってしまうので止めましょう。
まとめ
本当に、人物を覚えるのは数が多くて難しいです。しかし、自分なりに覚え方を工夫していくと、ちょっとづつ覚えることができます。
通常は19科目に出てくる各章ごとに順番に出てくる人物を覚えると思うのですが、紹介させていただいたひき肉4兄弟のように章をまたいで覚えていくとより理解度が高まっていきます。
そして、知識として定着してさせる為には机に向かって勉強する以外でも頭に名前を登場させましょう。
ホーソン実験のメイヨーとレスリスバーガーだ!!
解決志向アプローチのシェザーとバーグだ!!
二要因理論のハーズバーグだ!!
SWOT分析考案者のミンツバーグだ!!
なんて日頃から工夫をして覚えていきましょう。
今回は以上でーす。腹減った・・・
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