働きながら社会福祉士の受験資格を最短で取得する方法

資格試験

社会福祉士は福祉に関わる公的(任用)資格、民間資格(含めて全資格の中で最上位資格と言われています。

なので、無資格の人は働いている同僚が社会福祉士を持っていて偉そうにしてきたり

社会福祉士を持っている人に引け目を感じて仕事をしたりしてませんでしょうか?

社会福祉士国家試験の合格率20%~30%とそこまで高くありません。

しかし、社会福祉士国家試験ですが、誰でも受けられるという訳ではないのです。

実は社会福祉士は受験資格を得るが大変なんです

「私も社会福祉士を取りたい!でも福祉系の大学出てないから受験できない!」

勉強は得意だから絶対受かる自信あるのに!!!

受験資格を得るには福祉系の大学や専門学校に行かなければならなかったりと

正直、働いている人にはハードルが高く、尻込みしてしまいます。

でも、福祉系の大学や専門学校を卒業していなくても社会福祉士国家試験の受験資格はとれてしまうんです!!

結論から言うと大学等を卒業していなく無資格で働きながら社会福祉士を取得には最短で4年かかります。

今回紹介するのは一般大学等卒業していなく、福祉施設で働きながら最短で社会福祉士国家試験の受験資格を取得するためにはどうすれば良いかをまとめました。

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社会福祉士国家試験受験資格(資格取得ルート図)

社会福祉振興・試験センターHPより

大学等を卒業していなく働きながら最短で取得できるコースは

第9号、第12号だけになります。

第12号は主に公務員等で働いている人達が対象ですので省きます。

民間企業で働く人は私が歩んだ第9号のコースになります。

社会福祉主事任用資格を取得する 

まずは「社会福祉主事任用資格」を取ることから始まります。

社会福祉主事任用資格」とは、簡単に言うと公務員の福祉事務所に配置される「社会福祉主事」という職名になるために資格です。

つまり公務員になって福祉事務所に配属されないと活かされない資格となります。

任用資格」とは、特定の職業や職位に就く際に必要になる資格のことなのです。

しかし、最短で社会福祉士の国家試験を受けるためにはこの資格が必要になります。

この資格は通信教育で取れます。

私は日本社会事業大学の通信教育課の社会福祉主事養成課程で学びました

入学資格は、18歳以上の社会福祉事業の職場に従事している人が対象になります。申し込みのあった社会福祉施設などで在籍期間中は勤務していることが条件になります。また、勤務形態は常勤・非常勤を問われません。

社会福祉主事任用の受講内容は

5日間のスクリーニング。講義を聴くだけの形式です。

レポートは提出は1年間で19本です。

試験はなく1年間で「社会福祉主事任用資格」を取得することができます。

社会福祉士養成課程(短期)コースを受講する

これも働きながら通信教育で取得することができます。

私は社会福祉士養成過程(短期)コースも日本社会事業大学で受講しました。

受講資格は

A福祉系4年制大学等において基礎科目を修めて卒業した者、または3月卒業見込の者
B福祉系3年制短期大学等において基礎科目を修めて卒業した者(夜間・通信課程を卒業した者を除く)で、厚生労働省の指定する施設において1年以上相談援助業務に従事した者
C福祉系2年制短期大学等において基礎科目を修めて卒業した者( 夜間・通信課程を卒業した者を除く)で、厚生労働省の指定する施設において2 年以上相談援助業務に従事した者
D厚生労働大臣の指定する社会福祉主事養成機関を修了した後、指定施設において2年以上の相談援助業務に従事した者
E児童福祉司、身体障害者福祉司、福祉事務所で指導監督を行う所員、知的障害者福祉司等であった期間が4年以上である者

働きながら短期養成コースの最短ルートはDのコースになります。

この受講資格について2点ほど注意点があります。

注1.厚生労働大臣の指定する社会福祉主事養成機関を終了しないとダメ。

つまり、社会福祉主事養成機関には、大学等において社会福祉に関する科目を3科目以上修めて卒業した、いわゆる「3科目主事」はこれに該当しないんです。

3科目主事とは

厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する科目(三科目主事(社会福祉法第19条第1号))

社会福祉主事任用資格は、大学や短期大学において厚生労働大臣が指定する科目のうち3つ以上を履修して卒業した場合にも取得することができます。

この指定科目は、時代の変遷とともに科目名の変更を行っています。このため、自らが大学等を卒業した年度において規定されていた指定科目名に基づいて該当するか確認することになります。

確認をする際は、自らが大学等で履修した科目の名称と、指定科目名とが原則一言一句同じでなければ指定科目を履修したものと認められません。

厚生労働省ホームページ

社会福祉士短期養成課程を受講する場合はWAWAMNETに載っている機関で社会福祉主事任用資格を取得した人しか受講資格がないということになります。

因みに関東甲信越地域だと12機関しかありません。日本社会事業大学は12機関の中に入っています。

注2.「社会福祉主事任用資格」を取得してから指定施設において2年以上の相談援助業務に従事したしないとダメ

指定施設は児童だろうが障害だろうが高齢だろうが福祉業界だったらほぼ大丈夫ですので心配ないと思います。

問題は2年以上相談援助業務に従事しないとダメなのです。福祉施設で介護福祉士として介助業務をしていても受講できないのです。

短期養成コースの受講内容は

7日間のスクーリング。講義や演習があります。(相談援助業務を2年以上続けていると実習も免除になる。)

レポート13本

これを4月~12月の間に履修すれば

翌年の1月末か2月初めに行われる社会福祉士国家試験を受けることができるのです。

まとめ

大学等を卒業しないで社会福祉士国家試験の受験資格を得る方法は

  1. まず、福祉施設で相談援助業務で働き始める。
  2. 社会福祉主事任用資格をとる(1年かかる
  3. 社会福祉士養成課程(短期)コースを受講する。(主事の資格を取ってから2年の実務経験がいる
  4. 一発で社会福祉士国家試験を合格する。短期の講習が9カ月で同時に試験を受けるので1年かかる

合計4年ということになります。

この第9号のコースは社会福祉主事任用資格をとって

暫くしてから社会福祉養成課程を受けることができるので

もし仕事に余裕がなかったら時間をかけて受験資格を取得することができるので自分のペースで資格を取れることも良いところです。

お勧めは日本社会事業大学の通信教育科

今回のブログは私が受講した日本社会事業大学での経験をもとに作成しました。他の大学や専門学校で社会福祉士の勉強をしたことがないのでなんでお勧めなんだ!

と思われるかもしれませんが、

この私が一発で社会福祉士国家試験に合格することができたからです。

社会福祉士養成課程(短期)コースは6カ月~9カ月の間にレポートを13本提出し、その間に国家試験の勉強もしなくてはいけないのでかなりハードなスケジュールになります。

レポートを提出しながら国家試験の勉強を並行して行っていかなければなりません。でも、そういったスケジュールの中できちんとした国家試験対策講座も用意してくれます。しかも、在学中の大学生といっしょに試験対策講座を受けるのですが

ここの学生はとっても質がいい!!

まじめでいい子ばかりでした!なんでもこの日本社会事業大学の卒業生は半分ぐらいは行政機関で働くらしいです。そして、合格率も高いです!

第31回社会福祉士国家試験は38.8%でした。

他の専門学校や大学の合格率だけを比較するのは注意が必要です。なぜなら、合格できそうもない人には受験させないようにすることもあるからです。

日本社会事業大学は全くそんなことがないのでこの合格率はかなり信ぴょう性があります!!

是非、社会福祉士の資格を取りたいという方は、日本社会事業大学で勉強することを考えて見てください!!

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エンジョイHukushi

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