地域包括支援センターで管理者をしているたっつんです。
地域包括支援センターの業務は虐待や困難事例の対応で激務というイメージを持っている方が多いと思います。
そんなマイナスのイメージを持っている人向けに、地域包括支援センターの楽しい仕事を7つ紹介したいと思います。
地域包括支援センターの楽しい仕事7つとは!現役の管理者が紹介!
実際に私が経験したことを踏まえて紹介していきます。今回の記事を読むと地域包括支援センターで働きたいと思えるかも?!
地域の祭りに参加できる
住民と顔見知りの関係になることは、地域包括支援センターの重要な仕事の一つです。
社会福祉士の援助技術においても、地域援助技術(コミュニティーワーク)というものがあり、地域住民とのコミュニケーションをとり地域づくりをしていくことはとても大切です。
そこで、非常に良い機会となるのが祭りに参加することです。祭りに参加することで地域住民とお酒を酌み交わし仲良くなって地域づくりが出来ます!!
尚且つ日本でも有名な祇園祭(京都・八坂神社)や天神祭(大阪・大阪天満宮)や神田祭(東京・神田明神)のような有名な祭りが開催される地域のに勤めることが出来たら最高!!
町会の法被(はっぴ)を着て祭りの開催中は街を練り歩き、一般の見学者が立ち入り禁止の場所に入れたり、神聖な神輿を担いだりできて大変名誉なことができるのです!!
祭りに参加できることは神輿を担げる名誉な仕事でもあるのです!!
高齢者と一緒に遊ぶ
老人福祉館や地域の体操教室に参加して高齢者の状態を確認することも地域包括支援センターの仕事です。
それは地域のコミュニティーに参加している高齢者の顔を見ることで、高齢者の変化に気づくことが出来ます。
最近おかしいな?という地域住民からの相談ももちろん大切ですが、福祉の専門職として「この人なんか最近元気ないかも?」と思える目線は大切です。
したがって、定期的に体操教室や老人福祉館の遊びの時間に参加して、一緒に遊んで実態把握という仕事をしているのです。
老人福祉館の遊びの時間はUNOやトランプ、じゃんけんゲームなどの脳トレに参加します。ほんとに遊んでいるようなもんです
。結構難しいゲームもあって本気になる時もあります。定期的に顔を出して一緒に遊んで、高齢者の状況をチェック。そして高齢者たちに包括支援センター職員の顔を売り、開かれた相談しやすいセンターにしていく仕事になるのです。
福祉施設に見学に行く
デイサービスや老人ホームを見に行く。自分が勤めている地域にどんな福祉の資源があるのか確認することも大切です。
なかでもデイサービスや老人ホームには実際に足を運んで、施設の雰囲気や内容の把握しておかないと、様々な要望と事情をもった高齢者の相談に合った資源を提案することができません。
時間があればなるべく福祉施設の見学に行くことは個別支援をするうえの大切な情報収集となるのです。
たまに施設側から見学の招待があり、その時はお昼ご飯を施設側が提供してくれます。一番良かったところは高級老人ホームがビュッフェスタイルで食べ放題をしてくれました。
デザートもあってとても満足でした。もちろん無料です。腹パンパンになるまで頂くことができます!
配食サービスの試食
配食サービスというのは高齢者にはとても有効な見守りサービスとなります。基本的にお弁当を高齢者に手渡しをしてくれます。
万が一体調不良で手渡し出来ない状況になると、お弁当業者がケアマネや家族に連絡してくれるのです。一人暮らしの高齢者にとっては是非とも利用してほしいサービスです。
そんな配食サービス業者もたくさんあり、地域包括支援センターに営業に来ます。実際にお弁当を持ってきて、「食べてください!!」と言ってくれるのです!お腹が空いているときはマジでうれしいです。
だってお弁当がタダで食べられるのですから!!もちろん高齢者用のお弁当も持ってくるので、ムース状のものやおかずが刻んであるものもあります。ムース状のものは意外に美味しいです。
もちろん、仕事として高齢者に美味しいものを食べてほしいので積極的に試食します!!配食弁当を試食することも地域包括支援センターの立派な美味しいお仕事です!!
医療と介護の連携での食事会
医療と介護の連携ということはこれからの高齢化社会ではとても重要な項目です。したがって医師会と役所が一体となって講演会を開催します。
たぶん多くの自治体で同じようなことが行われていると思います。なんせ、国が推し進めている地域包括ケアシステムには、医療と介護の連携が声高に掲げられているのですから各自治体も何もしないわけにいきません。
私の勤めている地域でも医療と介護の大々的な講演会が年に1回以上は開催されています。講演会はまじめなものですが、講演会が終わると立食パーティーがあるのです!!!
医者の先生方がいるので気は使いますが、ホテルで講演会をやった時などは美味しいホテルの料理が食べられます。しかもお酒が出る場合も多いので、お酒が好きな人はただ酒が飲めるのでうれしい限りです。医師との連携をしてただ飯ただ酒を堪能しよう!!
遠くの施設に利用者を送っていく
様々な事情があり長年住んでいた地域の介護施設ではなく、遠くの介護施設に入居せざるを得ない利用者が稀にいます。そういった特別な場合の利用者は身寄りのない場合が多いです。
身寄りがいないと関わっていたケアマネジャーや地域包括支援センターの職員が施設入所に立ち会う場合があります。
ものすごく遠く高速道路をタクシーで送っていきます。片道2時間以上かかるドライブの場合もあります。めったに行けない場所でテンションが上がってしまい、タクシーで利用者を送り届けた後は、その土地の名物を食べて帰ります。家族にお土産を買って帰るのも良いのではないでしょうか?
利用者を遠くの施設まで送り届けるのはちょったした旅行気分なってしまうのです!!
認知症VR体験
認知症の症状をVRで体験できるものがあります。『私をどうするのですか?編』『ここはどこですか?編』『レビー小体病幻視編』と3つの認知症の症状にあわせた体験ができます。
認知症の人達を支援する地域包括支援センターの職員としては興味深いのコンテンツ!!
遊園地のアトラクションのように楽しみながら認知症の人の気持ちがわかっちゃう!!
『私をどうするのですか?編』では車から降りるとき、そこはなんと高いビルの端っこの映像!!高所恐怖症の私はVRとわかっていてもそこから一歩も動けず・・・映像では周りの介護士の人から車から降りるように促される。「無理っす!!ビルから飛び降りるようなもんです!!」
『レビー小体病幻視編』では美味しそうなケーキにウジ虫が見えたりして「うげぇーーこりゃ食えない!!」などの体験ができ年甲斐もなく、はしゃいでしまった。
認知症の人って大変なんだ!!仕事の時間でこんな貴重な体験が出来るとはとてもうれしい限りです!
まとめ
今回は地域包括支援センターの楽しい仕事について紹介させていただきました。
1.地域の祭りに参加できる
2.高齢者と一緒に遊ぶ
3.福祉施設に見学に行く
4.配食サービスの試食
5.医療と介護の連携での食事会
6.遠くの施設に利用者を送っていく
7.認知症VR体験
あくまでも私が体験した楽しい仕事ですので、人によって違ったり他の地域包括支援センターでは仕事として認められない場合もあるかもしれません。
全体的にただ飯を食べられる系が多かったですね(笑)
今回の記事を読んで地域包括支援センターって楽しい職場なんだと思ってくれたら幸いです。
以上になります!最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
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